■□■ 眠っている郷土物語をよみがえらせる「おうみふるさと物語プロジェクト」 ■□■
日々の暮らしが自然と共にあった日本には、昔から語り継がれてきた、
その地方ならではのふるさと物語(民話や民謡や伝承など)が数多く残っています。
こうした「ふるさと物語」は、日本人の心のふるさとであり、いつまでも残したい地元の宝です。
この「おうみのふるさと物語」では、近江に伝わる「ふるさと物語」を紹介していきます。
Webサイト「おうみのふるさと物語」
http://ohmi-furusato-monogatari.jimdo...
Blog「おうみのふるさと物語」
http://furusatomonogatari.shiga-saku....
Facebook「おうみのふるさと物語」
https://www.facebook.com/ohmi.furusat...
Twitter「おうみのふるさと物語」
https://twitter.com/ohmifurusato
YouTube「おうみのふるさと物語」
http://www.youtube.com/user/furusatom...
おうみ未来塾12期の本講座も5回が終わり、各地域で活動される方々から、多くの学びと気づきを得ることができました。
そんな中、私はどんなことで、こうした魅力(時には課題ですが)に取り組み、活動していくかで思い悩んできました。中間段階ですが、地域活動の取り組み案をまとめてみました。
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■テーマ
豊かな自然に育まれた「淡海(おうみ)・ひな美(ひなび)の国」
~自然に生かされた生活文化が滋賀(近江)にはある~
■コンセプト
滋賀(近江)の豊かな自然(びわ湖を中心に周辺の山々・河川)に育まれた「ひな美(鄙美)な文化」を体験する。
■取り組みたい内容
12期生のみなさんが取り組むテーマの中で、一緒に取り組めるものがあれば、組み入れていただきたいと思います。
1)創作神話 「淡海(おうみ)物語 ~湖幸彦(うみさちひこ)と豊湖姫(とようみひめ)~」の企画
地域に残る民話・説話などの調査収集
物語の創作、イラストの作成、絵本の制作、図書館への配布
Webサイト制作、アニメーション制作
楽曲の制作
語り部の会、演奏会、演劇の上演
2)地元を知る地元塾「語り部の会」
地元に暮らす高齢者が語り部となり、地元の子供たちに地元の歴史や伝統文化を伝える。
地元の神社・寺院・古民家・農家の場所を利する。
地元の祭り・行事・風習、民話・説話・神話などの伝統が継承される。
活動を通して「地元愛・アイデンティティ」が育まれる。
各地域の地元塾「語り部の会」をネットワーク化、滋賀全体として広報する。
3)ひな美(鄙美)・体験ツアー「ひなびる」
滋賀(近江)の生活文化を体験するツアー
古民家・農家に数日宿泊し、農作業、地元料理、地元行事・文化を体験する。
ビジネスモデル(収益モデル)の構築
料金体系の作成
空き古民家・農家と提携
体験プログラムの作成
体験ボランティア・インストラクターの育成
グリーンツーリズムエージェントと提携
■活動拠点
未定、広域での活動も検討
■自らの資源
ネット(Web)に関する知識と技術
Webビジネスコンサルティング
神社の広報支援
寺院の広報支援
伝統工芸品の販売支援
神話・民話研究
祭りや風習の民俗研究
ビワイチ(びわ湖一周サイクリング)活動
ビジネス(経営)経験
■必要とする人的資源
地域の課題や魅力を見つけ出す課題・価値魅力発見力
地域に入り込み、地域を巻き込む行動力
地域の理解・納得・協力を得る政策力
さまざまな人々や知恵を集めるネットワーク力
ビジョンを分かりやすくイメージとして表現できるデザイン力
具体的にカタチする実践力
継続した事業活動にしていく経営力
■キーワード
※第4回までの本講座で見えてきた地域プロデューサとしてのキーワード
・地元愛・アイデンティティ(地域の固有資源に対する価値・誇り・愛着)の醸成⇒課題・価値魅力発見力
・多様な考えや利害を束ねて共通のテーマへ昇華⇒コンセンサス力・ファシリテーション力
・継続していけるビジネスモデル(未来可能性)の構築⇒マネジメント力・事業力
■滋賀の魅力的な地域資源
※第4回までの本講座で見えてきた地魅力的な地域資源
自然(びわ湖・周辺の山々・河川など多様な自然)⇒豊かな自然に感謝を
人(穏やかで慎ましく優しい人々、自然と共生・循環する生き方)⇒自然と共に生きる
文化(素朴な暮らしの文化・食文化・信仰)⇒雅でない「ひな美(ひなび・鄙美)」な文化を大切に
滋賀(近江)の人々は、豊かな自然(びわ湖を中心に数編の山々・河川)に育まれ、長い長い時間をかけて、自然と「共生」し「循環」する独自な生活文化「ひな美(ひなび・鄙美)」を創り出した。
■「鄙美(ひなび)」と地域活動について
サブ講座の際に出てきた話で、和菓子の「たねや」さんが滋賀の風土・文化を「鄙美(ひなび)」と表現されていた事に、強く共感できるモノがありました。
「鄙美(ひなび)」とは、自然と共に暮らす田舎の素朴な美しさ。決して華やかで雅な美しさではないが、原風景の中で、そして何気ない暮らしのの中で癒しを感じる美しさ。例えるならば「華美な草花ではなく、素朴な山野草」。なるほど、京都の雅な文化とは違う、滋賀(近江)の文化を表現する独自なモノとして素敵な言葉です。
生活空間(都市生活)の近代化や厳しい競争社会の中で、どんどん自然から遊離していく暮らしに、「鄙美(ひなび)な文化」に癒しを感じる人が多くなってきたのではないかと思っています。
滋賀(近江)の「鄙美(ひなび)な文化」の魅力発信と、鄙美(ひなび)な文化によるビジネスモデルを創り出したいと考えています。
創作神話「淡海物語」や地元を学ぶ「語り部の会」、鄙美(ひな美)体験ツアー「ひなびる」以外でも、アイデアやアドバイス、意見をよろしくお願いします。
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